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シンバスタチン錠10mg「アメル」 シンバスタチン錠20mg「アメル」 |
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通常、成人にはシンバスタチンとして5mgを1日1回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、LDL−コレステロール値の低下が不十分な場合は1日20mgまで増量できる。 |
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薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
クマリン系抗凝血剤(ワルファリンカリウム) |
抗凝血作用がわずかに増強する。 クマリン系抗凝血剤を併用する場合はプロトロンビン時間をモニターし抗凝血剤の量を調節すること。 | 機序不明 |
フィブラ−ト系薬剤(ベザフィブラート等) | 急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすい。併用を必要とする場合には、本剤の投与量は10mg/日を超えないこと。〔自覚症状(筋肉痛、脱力感)の発現、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇並びに血清クレアチニン上昇等の腎機能の悪化を認めた場合は直ちに投与を中止すること。〕 |
**これらの薬剤も横紋筋融解症が知られている。 危険因子:腎機能に関する臨床検査値に異常が認められる患者 |
ダナゾール | 急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすい。併用を必要とする場合には、本剤の投与量は10mg/日を超えないこと。〔自覚症状(筋肉痛、脱力感)の発現、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇並びに血清クレアチニン上昇等の腎機能の悪化を認めた場合は直ちに投与を中止すること。〕 | 腎障害のある患者には特に注意すること。 |
シクロスポリン | 急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすい。併用を必要とする場合には、本剤の投与量は10mg/日を超えないこと。〔自覚症状(筋肉痛、脱力感)の発現、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇並びに血清クレアチニン上昇等の腎機能の悪化を認めた場合は直ちに投与を中止すること。〕 | シクロスポリンはCYP3A4を阻害し、併用により本剤の代謝が抑制されるおそれがある。シクロスポリンのOATP1B1阻害作用により、本剤のオープンアシド体の肝取り込みが抑制され、血漿中濃度が上昇するおそれがある。腎障害のある患者には特に注意すること。 |
エリスロマイシン クラリスロマイシン HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル等) | 急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすい。〔自覚症状(筋肉痛、脱力感)の発現、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇並びに血清クレアチニン上昇等の腎機能の悪化を認めた場合は直ちに投与を中止すること。〕 | これらの薬剤はCYP3A4を阻害し、併用により本剤の代謝が抑制されるおそれがある。腎障害のある患者には特に注意すること。 |
ニコチン酸 | 急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすい。〔自覚症状(筋肉痛、脱力感)の発現、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇並びに血清クレアチニン上昇等の腎機能の悪化を認めた場合は直ちに投与を中止すること。〕 | 腎障害のある患者には特に注意すること。 |
エファビレンツ | 併用により本剤の血漿中濃度が低下したとの報告がある。 | エファビレンツのCYP3A4誘導作用により本剤の代謝が促進されるおそれがある。 |
アミオダロン
アムロジピン ベラパミル | 併用により本剤のAUCが上昇し、横紋筋融解症又はミオパチーが起きるおそれがある。 | 機序不明 |
ジルチアゼム | 併用により本剤のAUCが上昇し、横紋筋融解症又はミオパチーが起きるおそれがある。 | ジルチアゼムによりCYP3A4を介する本剤の代謝が抑制されるおそれがある。 |
グレープフルーツジュース | 併用により本剤のAUCが上昇したとの報告がある。本剤の投与中はグレープフルーツジュースの摂取は避けること。 | グレープフルーツジュースはCYP3A4を阻害し、本剤の代謝が抑制されるおそれがある。 |
グラゾプレビル | 併用により本剤の血漿中濃度が上昇するおそれがある。 | グラゾプレビルが腸管のCYP3A及びBCRPを阻害する。 |
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1. |
**横紋筋融解症、ミオパチー
((頻度不明))
筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれ、これに伴って急性腎障害等の重篤な腎障害があらわれることがある。また、ミオパチーがあらわれることがあるので、広範な筋肉痛、筋肉圧痛や著明なCK(CPK)上昇などに注意すること。異常が認められた場合には、投与を中止し適切な処置を行うこと。
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2. |
免疫介在性壊死性ミオパチー
((頻度不明))
免疫介在性壊死性ミオパチーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
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3. |
肝炎、肝機能障害、黄疸
((頻度不明))
肝炎、黄疸等の肝機能障害があらわれることがある。また、まれに肝不全に至ることがあるので、定期的に肝機能検査等の観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し適切な処置を行うこと。
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4. |
末梢神経障害
((頻度不明))
四肢の感覚鈍麻、しびれ感・冷感等の感覚障害、あるいは筋力低下等の末梢神経障害があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、投与を中止し適切な処置を行うこと。
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5. |
血小板減少
((頻度不明))
血小板減少があらわれることがあるので、血液検査等の観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し適切な処置を行うこと。
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6. |
過敏症候群
((頻度不明))
ループス様症候群、血管炎等を含む過敏症候群が報告されているので、このような症状があらわれた場合には、投与を中止し適切な処置を行うこと。
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7. |
間質性肺炎
((頻度不明))
間質性肺炎があらわれることがあるので、長期投与であっても、発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
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消化器 ((頻度不明)) 膵炎、腹痛、嘔気、下痢、消化不良、嘔吐、食欲不振、便秘、鼓腸放屁、腹部膨満感、口内炎、舌炎 | |
肝臓 ((頻度不明)) AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、Al-P上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇、総ビリルビン値上昇 | |
皮膚 ((頻度不明)) 光線過敏、そう痒、発疹、蕁麻疹、脱毛、紅斑 | |
筋肉 ((頻度不明)) CK(CPK)上昇、ミオグロビン上昇、筋肉痛、筋痙攣 | |
血液 ((頻度不明)) 貧血、白血球減少 | |
精神神経系 ((頻度不明)) 認知機能障害(記憶障害、混乱等)、抑うつ、頭痛、不眠、めまい、しびれ | |
その他 ((頻度不明)) 心悸亢進、頻尿、テストステロン低下、勃起不全、HbA1c上昇、血糖値上昇、倦怠感、BUN上昇、浮腫、口渇、関節痛、耳鳴、発熱、ほてり、胸痛、味覚異常 |
以上のような症状又は異常があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。 |
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シンバスタチン錠5mg「アメル」:
PTP100錠(10錠×10)、700錠(14錠×50)、1,000錠(10錠×100) バラ500錠 |
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シンバスタチン錠10mg「アメル」:
PTP100錠(10錠×10) |
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シンバスタチン錠20mg「アメル」:
バラ100錠 |
1. |
寺川俊典ほか:新薬と臨牀,52(10),1343(2003)
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2. |
共和薬品工業株式会社 社内資料:生物学的同等性試験(溶出挙動比較)
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3. |
共和薬品工業株式会社 社内資料:溶出試験
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4. |
第十七改正日本薬局方解説書,廣川書店,C-2374(2016)
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5. |
共和薬品工業株式会社 社内資料:安定性試験
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*主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい。
共和薬品工業株式会社 学術情報課
〒530-0005 大阪市北区中之島3-2-4
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FAX 06-6121-2858
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*製造販売元
共和薬品工業株式会社
大阪市北区中之島3-2-4
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