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アロプリノール錠100mg「アメル」 |
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薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
次の医薬品の代謝または排泄を阻害するとの報告がある。 | ||
メルカプトプリン(6-MP) アザチオプリン |
骨髄抑制等の副作用を増強する。 これらの薬剤の用量を1/3〜1/4に減量すること。 | 本剤がアザチオプリンの代謝酵素であるキサンチンオキシダーゼを阻害する。その結果6-メルカプトプリンの血中濃度が上昇する。 |
ビダラビン | ビダラビンの作用を増強し、幻覚、振戦、神経障害等が発現したとの報告がある。副作用の発現に注意すること。 | 本剤がビダラビンの代謝を抑制し、ビダラビンの作用を増強すると報告されている。 |
クマリン系抗凝血剤(ワルファリンカリウム) |
クマリン系抗凝血剤の作用を増強するとの報告がある。 凝固能の変動に注意し、クマリン系抗凝血剤の投与量の減量あるいは投与間隔の延長を考慮すること。 | 本剤による肝代謝酵素活性の低下作用により、クマリン系抗凝血剤の代謝を阻害するためクマリン系抗凝血剤の半減期が延長すると報告されている。 |
クロルプロパミド | クロルプロパミドの作用を増強する。血糖値の変動に注意し、クロルプロパミドの投与量の減量あるいは投与間隔の延長を考慮すること。 | 尿細管分泌の競合によりクロルプロパミドの半減期が延長すると報告されている。 |
シクロホスファミド |
骨髄抑制が発現したとの報告がある。 定期的に血液検査を行い、白血球減少等の副作用の発現に注意すること。 | 本剤または本剤の代謝物がシクロホスファミドの肝代謝を阻害する、または、シクロホスファミド腎排泄を競合阻害すると報告されている。 |
シクロスポリン |
シクロスポリンの血中濃度が上昇し、腎機能低下が発現したとの報告がある。 シクロスポリンの投与量に注意すること。 | 本剤がシクロスポリンの肝代謝を阻害するためシクロスポリンの血中濃度が上昇すると報告されている。 |
フェニトイン |
フェニトインの血中濃度が上昇し、嗜眠が発現したとの報告がある。 フェニトインの投与量に注意すること。 | 本剤がフェニトインの肝代謝を阻害するためフェニトインの血中濃度が上昇すると報告されている。 |
キサンチン系薬剤(テオフィリン等) |
キサンチン系薬剤(テオフィリン等)の血中濃度が上昇する。 キサンチン系薬剤の投与量に注意すること。 | 本剤がテオフィリンの代謝酵素であるキサンチンオキシダーゼを阻害するためテオフィリンの血中濃度が上昇すると報告されている。 |
ジダノシン |
健康成人及びHIV患者において、ジダノシンのCmax及びAUCが2倍に上昇したとの報告がある。 ジダノシンの投与量に注意すること。 なお、ジダノシンの半減期には影響は見られていない。 | 本剤がジダノシンの代謝酵素であるキサンチンオキシダーゼを阻害するため、ジダノシンの血中濃度が上昇すると考えられる。 |
次の医薬品との併用により過敏反応を発現するとの報告がある。患者の状態を注意深く観察し、発熱を伴う皮疹等の過敏症状が発現した場合には直ちに両剤の投与を中止すること。 | ||
ペントスタチン | 重症の過敏反応(過敏性血管炎)が発現したとの報告がある。 | 機序は不明である。 |
カプトプリル | 過敏症状(Stevens-Johnson症候群、関節痛等)が発現したとの報告がある。 |
機序は不明である。 特に腎障害のある患者では注意すること。 |
ヒドロクロロチアジド | 重症の過敏反応(悪寒、全身性の皮疹等)が発現したとの報告がある。 | 機序は不明である。 |
アンピシリン | 発疹の発現が増加するとの報告がある。 | 機序は不明であるが、本剤または高尿酸血症によりアンピシリンの過敏反応が増強される可能性が報告されている。 |
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1. |
((頻度不明))
*中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、剥脱性皮膚炎等の重篤な皮膚障害又は過敏性血管炎があらわれることがある。特に肝障害又は腎機能異常を伴うときは、重篤な転帰をたどることがある。従って、発熱、発疹等が認められた場合には、直ちに投与を中止し、再投与しないこと。また、ステロイド剤の投与等適切な処置を行うこと。
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2. |
*薬剤性過敏症症候群1)
((頻度不明))
初期症状として発疹、発熱がみられ、更にリンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現、肝機能障害等の臓器障害を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがある。また、1型糖尿病(劇症1型糖尿病を含む)を発症し、ケトアシドーシスに至った例も報告されている。観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。なお、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く、投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化したり、脳炎等の中枢神経症状があらわれたりすることがあるので注意すること。
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3. |
((頻度不明))
*ショック、アナフィラキシーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。
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4. |
((頻度不明))
再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。
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5. |
((頻度不明))
劇症肝炎等の重篤な肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。
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6. |
((頻度不明))
腎不全、腎不全の増悪、間質性腎炎を含む腎障害があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。
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7. |
((頻度不明))
間質性肺炎があらわれることがあるので、発熱、咳嗽、呼吸困難等の呼吸器症状があらわれた場合には、速やかに胸部X線等の検査を実施し、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。
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8. |
((頻度不明))
横紋筋融解症があらわれることがあるので、筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等の症状があらわれた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。
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過敏症注) ((頻度不明)) 発疹、そう痒、関節痛 | |
血液注) ((頻度不明)) 貧血、白血球減少、紫斑、好酸球増多、リンパ節症 | |
腎臓注) ((頻度不明)) 腎機能異常 | |
消化器 ((頻度不明)) 食欲不振、胃部不快感、軟便、下痢、口内炎 | |
全身症状 ((頻度不明)) 全身倦怠感、浮腫、脱力感 | |
その他 ((頻度不明)) 脱毛、CK(CPK)上昇、味覚障害、女性化乳房、末梢神経障害 |
注)このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。 |
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アロプリノール錠50mg「アメル」: PTP100錠(10錠×10) |
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アロプリノール錠100mg「アメル」: PTP100錠(10錠×10)、1,200錠(10錠×120) バラ1,200錠 |
1. |
*厚生労働省:重篤副作用疾患別対応マニュアル 薬剤性過敏症症候群
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2. |
共和薬品工業株式会社 社内資料:生物学的同等性試験
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3. |
共和薬品工業株式会社 社内資料:溶出試験
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4. |
*第十七改正日本薬局方解説書,廣川書店,C-414(2016)
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5. |
共和薬品工業株式会社 社内資料:安定性試験
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**主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい。
共和薬品工業株式会社 学術情報課
〒530-0005 大阪市北区中之島3-2-4
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FAX 06-6121-2858
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**製造販売元
共和薬品工業株式会社
大阪市北区中之島3-2-4
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