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カルコーパ配合錠L250 |
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レボドパ・カルビドパ水和物 |
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薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
レセルピン製剤
テトラベナジン | 脳内ドパミンが減少し、本剤の作用が減弱するおそれがある。 | 脳内のドパミンを減少させてパーキンソン症状を悪化させる。 |
血圧降下剤(メチルドパ水和物、レセルピン、節遮断剤等) | 血圧降下剤の作用を増強することがある。 | 機序は不明であるが、レボドパに血圧降下作用があるためと考えられている。 |
抗精神病薬(フェノチアジン系薬剤(クロルプロマジン等)、ブチロフェノン系薬剤(ハロペリドール等)、その他(ペロスピロン等)) | 本剤の作用が減弱することがある。 | これらの薬剤によりドパミン受容体が遮断される。 |
他の抗パーキンソン剤(抗コリン剤、アマンタジン塩酸塩、ブロモクリプチンメシル酸塩) | 精神神経系の副作用が増強することがある。 | 併用によりレボドパの効果増加につながるが、同時に精神神経系の副作用が増強される可能性もある。 |
NMDA受容体拮抗剤(メマンチン塩酸塩等) | 本剤の作用を増強するおそれがある。 | これらの薬剤により、ドパミン遊離が促進する可能性がある。 |
パパベリン塩酸塩 | 本剤の作用が減弱するおそれがある。 | パパベリン塩酸塩が線条体にあるドパミンレセプターをブロックする可能性がある。 |
鉄剤 | 本剤の作用が減弱するおそれがある。 | キレートを形成し、本剤の吸収が減少するとの報告がある。 |
イソニアジド | 本剤の作用が減弱するおそれがある。 | 機序は不明であるが、イソニアジドによりドパ脱炭酸酵素が阻害されると考えられている。 |
**スピラマイシン | **レボドパの血中濃度が低下し、本剤の作用が減弱するおそれがある。 | **カルビドパの吸収が阻害されることにより、レボドパの血中濃度が低下したとの報告がある。 |
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1. |
Syndrome malin
((頻度不明))
急激な減量又は投与中止により、高熱、意識障害、高度の筋硬直、不随意運動、ショック状態等があらわれることがあるので、このような場合には、再投与後、漸減し、体冷却、水分補給等適切な処置を行うこと。
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2. |
錯乱、幻覚、抑うつ
((頻度不明))
錯乱、幻覚、抑うつがあらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には減量又は休薬するなど適切な処置を行うこと。
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3. |
胃潰瘍・十二指腸潰瘍の悪化
((頻度不明))
胃潰瘍・十二指腸潰瘍の悪化があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
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4. |
溶血性貧血、血小板減少
((頻度不明))
溶血性貧血、血小板減少があらわれることがあるので、定期的に血液検査を実施するなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
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5. |
突発的睡眠
((頻度不明))
前兆のない突発的睡眠があらわれることがあるので、このような場合には、減量、休薬又は投与中止等の適切な処置を行うこと(「重要な基本的注意」の5.項参照)。
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6. |
閉塞隅角緑内障
((頻度不明))
急激な眼圧上昇を伴う閉塞隅角緑内障を起こすことがあるので、霧視、眼痛、充血、頭痛、嘔気等が認められた場合には、投与を中止し、直ちに適切な処置を行うこと。
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精神神経系 ((頻度不明)) 不随意運動注2)、不眠、不安・焦燥感注2)、歩行障害注2)、傾眠、めまい、頭痛、倦怠感・脱力感、味覚異常、興奮注2)、見当識喪失注2)、振戦の増強注2)、しびれ感、妄想注2)、病的賭博注2)、病的性欲亢進注2)、ドパミン調節障害症候群注2) | |
消化器 ((頻度不明)) 悪心、嘔吐、食欲不振、口渇、便秘、腹部膨満感、腹部不快感、腹痛、下痢、胸やけ、唾液分泌過多、口内炎、嚥下障害 | |
泌尿器 ((頻度不明)) 排尿異常 | |
血液注3) ((頻度不明)) 顆粒球減少、貧血 | |
過敏症注3) ((頻度不明)) 発疹 | |
循環器 ((頻度不明)) 起立性低血圧、心悸亢進、不整脈、血圧低下、血圧上昇 | |
眼 ((頻度不明)) 視覚異常 | |
肝臓注4) ((頻度不明)) AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、LDH上昇、ALP上昇 | |
腎臓 ((頻度不明)) 浮腫、BUN上昇 | |
その他 ((頻度不明)) のぼせ感、発汗、脱毛、嗄声、唾液の変色(黒色等)、筋肉痛、体重減少、痰・口腔内粘膜・汗・尿・便等の変色(黒色等)、抗DNA抗体の陽性例、クームス試験の陽性例 |
注2)減量又は休薬するなど適切な処置を行うこと。 | |
注3)投与を中止すること。 | |
注4)投与中は定期的に肝機能検査を行うことが望ましい。 |
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カルコーパ配合錠L100:
PTP100錠(10錠×10)、1,000錠(10錠×100) バラ1,000錠 |
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カルコーパ配合錠L250:
PTP100錠(10錠×10) |
1. |
共和薬品工業株式会社 社内資料:生物学的同等性試験(動物)
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2. |
共和薬品工業株式会社 社内資料:生物学的同等性試験(溶出挙動比較)
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3. |
共和薬品工業株式会社 社内資料:溶出試験
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4. |
**第十七改正日本薬局方解説書,廣川書店,C-5952(2016)
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5. |
**第十七改正日本薬局方解説書,廣川書店,C-1314(2016)
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6. |
共和薬品工業株式会社 社内資料:安定性試験
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*主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい。
共和薬品工業株式会社 学術情報課
〒530-0005 大阪市北区中之島3-2-4
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FAX 06-6121-2858
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*製造販売元
共和薬品工業株式会社
大阪市北区中之島3-2-4
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