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アトルバスタチン錠10mg「アメル」 |
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薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
フィブラート系薬剤(ベザフィブラート等) | 筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。 |
**機序:フィブラート系薬剤とHMG-CoA還元酵素阻害剤との副作用誘発性の相加作用が示唆されている。 危険因子:腎機能に関する臨床検査値に異常が認められる患者 |
ニコチン酸製剤(ニセリトロール等) | 筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。 |
機序:ニコチン酸製剤とHMG-CoA還元酵素阻害剤との副作用誘発性の相加作用が示唆されている。 危険因子:腎機能障害 |
免疫抑制剤(シクロスポリン等) |
1)筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。 2)シクロスポリンとの併用により、本剤のAUC0-24hが8.7倍に上昇したとの報告がある。 |
機序:1)シクロスポリンとHMG-CoA還元酵素阻害剤との副作用誘発性の相加作用、2)シクロスポリンによるHMG-CoA還元酵素阻害剤の代謝・胆汁中排泄に対する競合阻害に基づく相互作用、3)シクロスポリンによる本剤の肝への取り込み阻害に基づく相互作用が示唆されている。 危険因子:腎機能障害 |
アゾール系抗真菌薬(イトラコナゾール等) エリスロマイシン | 筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とし、急激な腎機能悪化を伴う横紋筋融解症があらわれやすいとの報告がある。 |
機序:アゾール系抗真菌薬又はエリスロマイシンによるHMG-CoA還元酵素阻害剤の代謝阻害が示唆されている。 危険因子:腎機能障害 |
クラリスロマイシン | 本剤の血漿中薬物濃度の有意な上昇(Cmax:+55.9%、AUC0-Tlast:+81.8%)がみられた。 | 機序:クラリスロマイシンによるHMG-CoA還元酵素阻害剤の代謝阻害が示唆されている。 |
HIVプロテアーゼ阻害剤(メシル酸ネルフィナビル等) | メシル酸ネルフィナビルとの併用により本剤のAUCが約1.7倍に上昇するとの報告がある。 | 機序:これらの薬剤によるCYP3A4の阻害が考えられている。 |
グラゾプレビル | グラゾプレビルとの併用により本剤の血漿中薬物濃度が上昇した(Cmax:5.66倍、AUC0-∞:3.00倍)との報告がある。 | 機序:グラゾプレビルによる腸管のCYP3A及び乳癌耐性蛋白(BCRP)の阻害が考えられている。 |
**レテルモビル | **レテルモビルとの併用により本剤の血漿中薬物濃度が上昇した(Cmax:2.17倍、AUC0-∞:3.29倍)との報告がある。 | **機序:レテルモビルによるCYP3Aの阻害、本剤の肝への取り込み阻害及び乳癌耐性蛋白(BCRP)の阻害が考えられている。 |
グレープフルーツジュース | グレープフルーツジュース1.2L/日との併用により、本剤のAUC0-72hが約2.5倍に上昇したとの報告がある。 | 機序:グレープフルーツジュースによるCYP3A4の阻害が考えられている。 |
エファビレンツ | 本剤の血漿中薬物濃度が低下した(Cmax:−12%、AUC0-24h:−43%)との報告がある。 | 機序:エファビレンツによるCYP3A4の誘導が考えられている。 |
リファンピシン | リファンピシン投与17時間後に本剤を投与したところ本剤の血漿中薬物濃度が低下した(Cmax:−40%、AUC:−80%)との報告がある。 | 機序:リファンピシンによるCYP3A4の誘導が考えられている。 |
ベキサロテン | ベキサロテンとの併用により本剤のAUCが約50%低下したとの報告がある。 | 機序:ベキサロテンによるCYP3A4の誘導が考えられている。 |
陰イオン交換樹脂 | 本剤の血漿中薬物濃度が約25%低下したが、LDL-コレステロールの低下率はそれぞれを単独で使用したときより大きかった。 | 機序:これらの薬剤によるアトルバスタチンの吸収阻害(吸着)に基づく血漿中薬物濃度の低下が考えられている。 |
ジゴキシン | 定常状態において血漿中ジゴキシン濃度が上昇する(本剤10mg投与でCmax:+9.9%、AUC0-24h:+3.6%、CLr:129→128mL/min、80mg投与でCmax:+20.0%、AUC0-24h:+14.8%、CLr:160→149mL/min)ことが報告されている。併用する場合は、血漿中薬物濃度のモニターを十分に行うこと。 | 機序:本剤によるジゴキシンのP-糖蛋白質を介した排出の抑制が示唆されている。 |
経口避妊薬(ノルエチンドロン−エチニルエストラジオール) | ノルエチンドロン(Cmax:+24%、AUC0-24h:+28%)及びエチニルエストラジオール(Cmax:+30%、AUC0-24h:+19%)の血漿中濃度の上昇が認められた。 | 機序:本剤によるノルエチンドロン及びエチニルエストラジオールの初回通過効果の減少が考えられている。 |
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1. |
横紋筋融解症、ミオパチー
((頻度不明))
筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれ、急性腎障害等の重篤な腎障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には直ちに投与を中止すること。また、ミオパチーがあらわれることがあるので、広範な筋肉痛、筋肉圧痛や著明なCK(CPK)の上昇があらわれた場合には投与を中止すること。
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2. |
免疫介在性壊死性ミオパチー
((頻度不明))
免疫介在性壊死性ミオパチーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
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3. |
劇症肝炎、肝炎、肝機能障害、黄疸
((頻度不明))
定期的に検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。
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4. |
過敏症
((頻度不明))
血管神経性浮腫、アナフィラキシー反応、蕁麻疹を含む過敏症状があらわれたとの報告があるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
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5. |
無顆粒球症、汎血球減少症、血小板減少症
((頻度不明))
無顆粒球症、汎血球減少症、血小板減少症があらわれることがあるので、定期的に検査を行うなど十分な観察を行い、異常が認められた場合には投与を中止し適切な処置を行うこと。
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6. |
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑
((頻度不明))
中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑等の水疱性発疹があらわれたとの報告があるので、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。
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7. |
高血糖、糖尿病
((頻度不明))
高血糖、糖尿病があらわれることがあるので、口渇、頻尿、全身倦怠感等の症状の発現に注意するとともに、定期的に検査を行うなど十分な観察を行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
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8. |
間質性肺炎
((頻度不明))
間質性肺炎があらわれることがあるので、長期投与であっても、発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等が認められた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
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皮膚 ((頻度不明)) そう痒感、発疹、皮疹、発赤、皮膚乾燥、皮膚亀裂、脱毛症、光線過敏、爪の障害 | |
血液 ((頻度不明)) 貧血、白血球減少、血小板減少 | |
肝臓 ((頻度不明)) AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、LDH上昇、肝障害 | |
消化器 ((頻度不明)) アミラーゼ上昇、下痢、軟便、嘔気、悪心、胸やけ、便秘、胃不快感、心窩部痛(心窩部の疼痛)、腹部膨満感、食欲不振、消化不良、嘔吐、胃炎、口内炎、腹痛、口渇、舌のしびれ、口のしびれ、膵炎、胆汁うっ滞性黄疸、舌痛、舌炎、口唇炎、咽頭不快感 | |
呼吸器 ((頻度不明)) 咳 | |
筋骨格系 ((頻度不明)) CK(CPK)上昇、筋肉痛、背部痛、頸・肩のこり、こわばり感、痙攣、無力症、関節痛、胸痛、筋炎、血中ミオグロビン上昇、腱炎、腱痛 | |
感覚器 ((頻度不明)) 異常感覚、末梢神経障害、耳鳴、霧視 | |
精神神経系 ((頻度不明)) めまい、不眠(症)、四肢しびれ(感)、眠気、勃起障害、健忘症、抑うつ、悪夢 | |
内分泌 ((頻度不明)) テストステロン低下、コリンエステラーゼ上昇、TSH上昇、ACTH上昇、アルドステロン低下、女性化乳房 | |
代謝異常 ((頻度不明)) グルコース上昇、HbA1C上昇、血清鉄低下、低血糖症 | |
腎臓 ((頻度不明)) K上昇、BUN上昇、血中クレアチニン増加、血尿 | |
その他 ((頻度不明)) 頭痛、全身倦怠(感)、浮腫(顔面・四肢等)、脳梗塞、肺炎、帯状疱疹、動悸、味覚異常、着色尿、熱感、頻脈、頻尿、排尿困難、発熱 |
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アトルバスタチン錠5mg「アメル」:
PTP100錠(10錠×10)、500錠(10錠×50) バラ500錠 |
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アトルバスタチン錠10mg「アメル」:
PTP100錠(10錠×10)、140錠(14錠×10)、500錠(10錠×50) バラ500錠 |
1. |
共和薬品工業株式会社 社内資料:生物学的同等性試験
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2. |
共和薬品工業株式会社 社内資料:溶出試験
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3. |
第十七改正日本薬局方解説書,廣川書店,C-168(2016)
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4. |
共和薬品工業株式会社 社内資料:安定性試験
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*主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい。
共和薬品工業株式会社 学術情報課
〒530-0005 大阪市北区中之島3-2-4
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FAX 06-6121-2858
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*製造販売元
共和薬品工業株式会社
大阪市北区中之島3-2-4
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