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カンデサルタン錠4mg「アメル」 カンデサルタン錠8mg「アメル」 カンデサルタン錠12mg「アメル」 |
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薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
カリウム保持性利尿剤(スピロノラクトン、トリアムテレン等) エプレレノン カリウム補給剤 | 血清カリウム値が上昇することがあるので注意すること。 |
本剤のアルドステロン分泌抑制作用によりカリウム貯留作用が増強することによる。 危険因子:特に腎機能障害のある患者 |
利尿剤(フロセミド、トリクロルメチアジド等) | 利尿剤で治療を受けている患者に本剤を初めて投与する場合、降圧作用が増強するおそれがあるので、少量から開始するなど慎重に投与すること。 | 利尿剤で治療を受けている患者にはレニン活性が亢進している患者が多く、本剤が奏効しやすい。 |
アリスキレンフマル酸塩 |
腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察すること。 なお、eGFRが60mL/min/1.73m2未満の腎機能障害のある患者へのアリスキレンフマル酸塩との併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避けること。 | 併用によりレニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。 |
アンジオテンシン変換酵素阻害剤 | 腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、腎機能、血清カリウム値及び血圧を十分に観察すること。 | 併用によりレニン-アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。 |
リチウム | リチウム中毒が報告されているので、リチウムと併用する場合には、血中のリチウム濃度に注意すること。 | 腎尿細管におけるリチウムの再吸収が促進される。 |
次の薬剤により併用治療されている場合 (1)アンジオテンシン変換酵素阻害剤及びβ遮断剤 (2)ループ利尿剤及びカリウム保持性利尿剤 | 慢性心不全の臨床試験では、上記の併用に加え更に本剤を併用すると、立ちくらみ、ふらつき及び低血圧の発現頻度が高く、かつ程度が高いので、血圧を十分に観察すること。 | 「重要な基本的注意」の項の「慢性心不全の場合」の4.参照 |
非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)・COX-2選択的阻害剤(インドメタシン等) | 降圧作用が減弱することがある。 | 非ステロイド性消炎鎮痛剤・COX-2選択的阻害剤は血管拡張作用を有するプロスタグランジンの合成を阻害することから、降圧作用を減弱させる可能性があると考えられている。 |
非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)・COX-2選択的阻害剤(インドメタシン等) | 腎障害のある患者では、さらに腎機能が悪化するおそれがある。 | 非ステロイド性消炎鎮痛剤・COX-2選択的阻害剤のプロスタグランジン合成阻害作用により、腎血流量が低下するためと考えられている。 |
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1. |
血管浮腫
((頻度不明))
顔面、口唇、舌、咽・喉頭等の腫脹を症状とする血管浮腫があらわれることがあるので観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
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2. |
ショック、失神、意識消失
((頻度不明))
ショック、血圧低下に伴う失神、意識消失があらわれることがあるので、観察を十分に行い、冷感、嘔吐、意識消失等があらわれた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。特に血液透析中、厳重な減塩療法中、利尿剤投与中あるいは心不全の患者では少量から投与を開始し、増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら徐々に行うこと。
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3. |
急性腎不全
((頻度不明))
急性腎不全があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
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4. |
高カリウム血症
((頻度不明))
重篤な高カリウム血症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
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5. |
肝機能障害、黄疸
((頻度不明))
AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等の肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
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6. |
無顆粒球症
((頻度不明))
無顆粒球症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
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7. |
横紋筋融解症
((頻度不明))
筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
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8. |
間質性肺炎
((頻度不明))
発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常等を伴う間質性肺炎があらわれることがあるので、このような場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
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9. |
低血糖
((頻度不明))
低血糖があらわれることがある(糖尿病治療中の患者であらわれやすい)ので、観察を十分に行い、脱力感、空腹感、冷汗、手の震え、集中力低下、痙攣、意識障害等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
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高血圧症の場合 | |
過敏症注1) ((頻度不明)) 発疹、湿疹、蕁麻疹、そう痒、光線過敏症 | |
循環器 ((頻度不明)) めまい注2)、ふらつき注2)、立ちくらみ注2)、動悸、ほてり、期外収縮、心房細動 | |
精神神経系 ((頻度不明)) 頭痛、頭重感、不眠、眠気、舌のしびれ感、四肢のしびれ感 | |
消化器 ((頻度不明)) 悪心、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、心窩部痛、下痢、口内炎、味覚異常 | |
肝臓 ((頻度不明)) AST(GOT)、ALT(GPT)、AL-P、LDH、γ-GTPの上昇 | |
血液 ((頻度不明)) 貧血、白血球減少、白血球増多、好酸球増多、血小板減少 | |
腎臓 ((頻度不明)) BUN、クレアチニンの上昇、蛋白尿 | |
その他 ((頻度不明)) 倦怠感、脱力感、鼻出血、頻尿、浮腫、咳、血中カリウム上昇、総コレステロール上昇、血中CK(CPK)上昇、CRP上昇、血中尿酸上昇、血清総タンパク減少、低ナトリウム血症、腰背部痛、筋肉痛 | |
注1)このような場合には投与を中止すること。 | |
注2)このような場合には減量、休薬するなど適切な処置を行うこと。 | |
慢性心不全の場合 慢性心不全例では高血圧例に比べ立ちくらみ、ふらつき、低血圧、腎機能異常及び貧血等があらわれやすく、血圧、腎機能及び貧血の指標(ヘモグロビン等)に留意し、必要に応じ本剤あるいは併用薬を減量、休薬するなど適切な処置を行うこと。なお、高血圧症の場合の副作用にも注意が必要である。 | |
過敏症注1) ((頻度不明)) 発疹、そう痒 | |
循環器 ((頻度不明)) 立ちくらみ、低血圧、ふらつき、めまい、徐脈、動悸、期外収縮、ほてり | |
精神神経系 ((頻度不明)) 頭痛、眠気、不眠、頭重感、しびれ感 | |
消化器 ((頻度不明)) 悪心、心窩部痛、便秘、胃潰瘍、口渇、味覚異常、嘔吐、食欲不振、胃部不快感 | |
肝臓 ((頻度不明)) γ-GTP上昇、ALT(GPT)、AST(GOT)、LDH、AL-Pの上昇 | |
血液 ((頻度不明)) 貧血、白血球減少、好酸球増多、白血球増多、血小板減少 | |
腎臓 ((頻度不明)) BUN、クレアチニンの上昇、蛋白尿 | |
その他 ((頻度不明)) 血中カリウム上昇、血中尿酸上昇、血中CK(CPK)上昇、倦怠感、脱力感、咳、浮腫、視覚異常、総コレステロール上昇、低ナトリウム血症、血清総タンパク減少 | |
注1)このような場合には投与を中止すること。 |
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カンデサルタン錠2mg「アメル」:
PTP100錠(10錠×10) |
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**カンデサルタン錠4mg「アメル」:
PTP100錠(10錠×10)、500錠(10錠×50) バラ500錠 |
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**カンデサルタン錠8mg「アメル」:
PTP100錠(10錠×10)、500錠(10錠×50) バラ500錠 |
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**カンデサルタン錠12mg「アメル」:
PTP100錠(10錠×10) |
1. |
共和薬品工業株式会社 社内資料:生物学的同等性試験
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2. |
共和薬品工業株式会社 社内資料:生物学的同等性試験(溶出挙動比較)
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3. |
共和薬品工業株式会社 社内資料:溶出試験
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4. |
第十七改正日本薬局方解説書,廣川書店,C-1368(2016)
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5. |
共和薬品工業株式会社 社内資料:安定性試験
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*主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい。
共和薬品工業株式会社 学術情報課
〒530-0005 大阪市北区中之島3-2-4
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FAX 06-6121-2858
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*製造販売元
共和薬品工業株式会社
大阪市北区中之島3-2-4
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