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アルプラゾラム錠0.8mg「アメル」 |
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アルプラゾラム |
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通常、成人にはアルプラゾラムとして1日1.2mgを3回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。増量する場合には最高用量を1日2.4mgとして漸次増量し、3〜4回に分けて経口投与する。 高齢者では、1回0.4mgの1日1〜2回投与から開始し、増量する場合でも1日1.2mgを超えないものとする。 |
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薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
中枢神経抑制剤(フェノチアジン誘導体、バルビツール酸誘導体等)、モノアミン酸化酵素阻害剤 | 眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が増強することがある。 | 相互に中枢神経抑制作用を増強することが考えられている。 |
アルコール(飲酒) | 眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が増強することがある。 | 相互に中枢神経抑制作用を増強することが考えられている。 |
リトナビル | 本剤のAUC、クリアランス、半減期がそれぞれ2.5倍、0.41倍、2.2倍になり、中枢神経抑制作用が増強するとの報告がある。 | 本剤の肝臓での代謝が阻害されることが考えられている。 |
イトラコナゾール | 本剤のAUC、クリアランス、半減期がそれぞれ2.8倍、0.41倍、2.7倍になり、中枢神経抑制作用が増強するとの報告がある。 | イトラコナゾールが本剤の肝薬物代謝酵素であるチトクロームP450 3A4を阻害することが考えられている。 |
フルボキサミンマレイン酸塩 | 本剤のAUC、クリアランス、最高血中濃度がそれぞれ2.0倍、0.51倍、1.9倍になり、中枢神経抑制作用が増強するとの報告がある。 | 本剤の肝臓での代謝が阻害されることが考えられている。 |
シメチジン | 本剤の最高血中濃度、クリアランス、半減期がそれぞれ1.9倍、0.58倍、1.2倍になるとの報告があるので、本剤を減量するか、又は他の抗潰瘍剤を用いるなど注意すること。 | 本剤の肝臓での代謝が阻害されることが考えられる。 |
イミプラミン、デシプラミン | 上記の薬剤の血中濃度が1.2〜1.3倍に上昇することが報告されている。 | 本剤により上記の薬剤の肝臓での代謝が阻害されることが考えられる。 |
カルバマゼピン | 本剤の血中濃度が0.5倍以下に低下し、原疾患の悪化が認められた例が報告されている。 | 本剤の肝臓での代謝が促進することが考えられる。 |
ジゴキシン | 本剤との併用においてジゴキシンの血中濃度が上昇するとの報告がある。特に高齢者では注意すること。 | 機序不明 |
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1. |
((頻度不明))
*連用により薬物依存を生じることがあるので、観察を十分に行い、用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること。また、連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により、痙攣発作、せん妄、振戦、不眠、不安、幻覚、妄想等の離脱症状があらわれることがあるので、投与を中止する場合には徐々に減量するなど慎重に行うこと。
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2. |
((頻度不明))
*刺激興奮、錯乱等があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
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3. |
((頻度不明))
慢性気管支炎等の呼吸器疾患に用いた場合、呼吸抑制があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
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4. |
((頻度不明))
そう痒、蕁麻疹、顔面潮紅・腫脹、息切れ等のアナフィラキシーがあらわれたとの報告があるので、このような場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
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5. |
((頻度不明))
AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、患者の状態を十分に観察し、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
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精神神経系 ((頻度不明)) 眠気、めまい・ふらつき、頭痛、不眠、眼症状(霧視、複視)、構音障害、焦躁感、神経過敏、健忘、尿失禁、振戦 | |
肝臓 ((頻度不明)) AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇 | |
循環器 ((頻度不明)) 血圧低下、動悸 | |
消化器 ((頻度不明)) 口渇、悪心、嘔吐、食欲不振、腹痛、腹部不快感、便秘、下痢 | |
過敏症注2) ((頻度不明)) 発疹、そう痒、光線過敏性反応 | |
骨格筋 ((頻度不明)) 脱力感・倦怠感、筋弛緩等の筋緊張低下症状 | |
その他 ((頻度不明)) 発汗 |
注2)このような場合には投与を中止すること。 |
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ベンゾジアゼピン系薬物としての共通の作用機序により鎮静、抗不安、催眠、などの作用を現す。すなわち、GABAA受容体のサブユニットに存在するベンゾジアゼピン結合部位に結合することにより、抑制性伝達物質GABAの受容体親和性を高め、Cl−チャネル開口作用を増強して神経機能抑制作用を促進する。4) |
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アルプラゾラム錠0.4mg「アメル」: PTP100錠(10錠×10)、1,000錠(10錠×100) バラ1,000錠 |
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アルプラゾラム錠0.8mg「アメル」: バラ100錠 |
1. |
共和薬品工業株式会社 社内資料:生物学的同等性試験
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2. |
共和薬品工業株式会社 社内資料:生物学的同等性試験(溶出挙動比較)
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3. |
共和薬品工業株式会社 社内資料:溶出試験
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4. |
*第十七改正日本薬局方解説書,廣川書店,C-360(2016)
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5. |
共和薬品工業株式会社 社内資料:安定性試験
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**主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい。
共和薬品工業株式会社 学術情報課
〒530-0005 大阪市北区中之島3-2-4
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FAX 06-6121-2858
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**製造販売元
共和薬品工業株式会社
大阪市北区中之島3-2-4
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