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オランザピンOD錠2.5mg「アメル」 オランザピンOD錠5mg「アメル」 オランザピンOD錠10mg「アメル」 |
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オランザピン口腔内崩壊錠 |
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薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
中枢神経抑制剤(バルビツール酸誘導体等) | 中枢神経抑制作用があるので、減量するなど注意すること。 | 本剤及びこれらの薬剤は中枢神経抑制作用を有する。 |
アルコール | 相互に作用を増強することがある。 | アルコールは中枢神経抑制作用を有する。 |
抗コリン作用を有する薬剤(抗コリン性抗パーキンソン剤、フェノチアジン系化合物、三環系抗うつ剤等) | 腸管麻痺等の重篤な抗コリン性の毒性が強くあらわれることがある。 | 本剤及びこれらの薬剤は抗コリン作用を有する。 |
ドパミン作動薬 レボドパ製剤 | これらの薬剤のドパミン作動性の作用が減弱することがある。 | ドパミン作動性神経において、本剤がこれらの薬剤の作用に拮抗することによる。 |
フルボキサミン | 本剤の血漿中濃度を増加させるので、本剤を減量するなど注意すること。 | これらの薬剤は肝薬物代謝酵素(CYP1A2)阻害作用を有するため本剤のクリアランスを低下させる。 |
シプロフロキサシン塩酸塩 | 本剤の血漿中濃度を増加させる可能性がある。 | これらの薬剤は肝薬物代謝酵素(CYP1A2)阻害作用を有するため本剤のクリアランスを低下させる。 |
カルバマゼピン | 本剤の血漿中濃度を低下させる。 | これらの薬剤は肝薬物代謝酵素(CYP1A2)を誘導するため本剤のクリアランスを増加させる。 |
オメプラゾール リファンピシン | 本剤の血漿中濃度を低下させる可能性がある。 | これらの薬剤は肝薬物代謝酵素(CYP1A2)を誘導するため本剤のクリアランスを増加させる。 |
喫煙 | 本剤の血漿中濃度を低下させる。 | 喫煙は肝薬物代謝酵素(CYP1A2)を誘導するため本剤のクリアランスを増加させる。 |
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1. |
高血糖、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡
((頻度不明))
高血糖があらわれ、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡から死亡に至るなどの致命的な経過をたどることがあるので、血糖値の測定や、口渇、多飲、多尿、頻尿等の観察を十分に行い、異常が認められた場合には、投与を中止し、インスリン製剤の投与を行うなど、適切な処置を行うこと。
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2. |
低血糖
((頻度不明))
低血糖があらわれることがあるので、脱力感、倦怠感、冷汗、振戦、傾眠、意識障害等の低血糖症状が認められた場合には、投与を中止し適切な処置を行うこと。
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3. |
悪性症候群(Syndrome malin)
((頻度不明))
無動緘黙、強度の筋強剛、脈拍及び血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合は、投与を中止し、水分補給、体冷却等の全身管理とともに、適切な処置を行うこと。本症発症時には、血清CK(CPK)の上昇や白血球の増加がみられることが多い。また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下に注意すること。
なお、高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎障害へと移行し、死亡した例が報告されている。 |
4. |
肝機能障害、黄疸
((頻度不明))
AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、Al-Pの上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
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5. |
痙攣
((頻度不明))
痙攣(強直間代性、部分発作、ミオクロヌス発作等)があらわれることがあるので、異常が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
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6. |
遅発性ジスキネジア
((頻度不明))
長期投与により、不随意運動(特に口周部)があらわれ、投与中止後も持続することがある。
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7. |
横紋筋融解症
((頻度不明))
横紋筋融解症があらわれることがあるので、筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、横紋筋融解症による急性腎障害の発症に注意すること。
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8. |
麻痺性イレウス
((頻度不明))
腸管麻痺(食欲不振、悪心・嘔吐、著しい便秘、腹部の膨満あるいは弛緩及び腸内容物のうっ滞等の症状)を来し、麻痺性イレウスに移行することがあるので、腸管麻痺があらわれた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
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9. |
無顆粒球症、白血球減少
((頻度不明))
無顆粒球症、白血球減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
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10. |
肺塞栓症、深部静脈血栓症
((頻度不明))
抗精神病薬において、肺塞栓症、静脈血栓症等の血栓塞栓症が報告されているので、観察を十分に行い、息切れ、胸痛、四肢の疼痛、浮腫等が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
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11. |
薬剤性過敏症症候群3)
((頻度不明))
初期症状として発疹、発熱がみられ、更に肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。なお、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く、投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること。
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精神神経系 ((頻度不明)) 興奮、傾眠、不眠、不安、めまい・ふらつき、頭痛・頭重、抑うつ状態、易刺激性、自殺企図、幻覚、妄想、脱抑制、構音障害、性欲亢進、躁状態、立ちくらみ、感覚鈍麻、下肢静止不能症候群、独語、記憶障害、知覚過敏、違和感、意識喪失、空笑、会話障害、もうろう状態、健忘、焦燥、しびれ感、吃音 | |
錐体外路症状 ((頻度不明)) アカシジア(静坐不能)、振戦、筋強剛、流涎、ジストニア、パーキンソン病徴候、ジスキネジア、歩行異常、嚥下障害、眼球挙上、ブラジキネジア(動作緩慢)、舌の運動障害、運動減少 | |
循環器 ((頻度不明)) 血圧低下、動悸、起立性低血圧、血圧上昇、頻脈、徐脈、心室性期外収縮、心房細動、心電図QT延長、血栓 | |
消化器 ((頻度不明)) 便秘、食欲亢進、口渇、嘔気、胃不快感、食欲不振、嘔吐、下痢、胃炎、腹痛、胃潰瘍、口角炎、黒色便、痔出血、腹部膨満、膵炎 | |
血液 ((頻度不明)) 白血球減少、白血球増多、貧血、リンパ球減少、好酸球増多、赤血球減少、好中球増多、血小板減少、ヘモグロビン減少、血小板増多、好中球減少、好酸球減少、赤血球増多、単球減少、単球増多、ヘマトクリット値減少 | |
内分泌 ((頻度不明)) プロラクチン上昇、月経異常、プロラクチン低下、乳汁分泌、乳房肥大、甲状腺機能亢進症 | |
肝臓 ((頻度不明)) ALT(GPT)上昇、AST(GOT)上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、LDH上昇、総ビリルビン上昇、ウロビリノーゲン陽性、総ビリルビン低下、肝炎 | |
腎臓 ((頻度不明)) BUN低下、蛋白尿、尿沈渣異常、腎盂炎、クレアチニン低下、BUN上昇 | |
泌尿器 ((頻度不明)) 排尿障害、尿閉、頻尿、尿失禁 | |
過敏症 ((頻度不明)) 発疹、そう痒症、顔面浮腫、蕁麻疹、小丘疹、光線過敏症、血管浮腫 | |
代謝異常 ((頻度不明)) トリグリセリド上昇、コレステロール上昇、高脂血症、尿糖、糖尿病、高尿酸血症、カリウム低下、カリウム上昇、ナトリウム低下、総蛋白低下、水中毒、ナトリウム上昇、クロール上昇、トリグリセリド低下、脱水症、クロール低下 | |
呼吸器 ((頻度不明)) 鼻閉、嚥下性肺炎、鼻出血 | |
その他 ((頻度不明)) 体重増加、倦怠感、脱力感、体重減少、発熱、発汗、浮腫、ほてり、CK(CPK)上昇、転倒、胸痛、骨折、腰痛、死亡、アルブミン低下、低体温、眼のチカチカ、A/G比異常、肩こり、グロブリン上昇、霧視感、脱毛症、関節痛、持続勃起、離脱反応(発汗、嘔気、嘔吐) |
副作用が認められた場合には、必要に応じ、減量、投与中止等の適切な処置を行うこと。 |
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オランザピンOD錠1.25mg「アメル」:
PTP100錠(10錠×10) バラ100錠 |
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オランザピンOD錠2.5mg「アメル」:
PTP100錠(10錠×10) バラ100錠 |
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オランザピンOD錠5mg「アメル」:
PTP100錠(10錠×10) バラ100錠 |
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オランザピンOD錠10mg「アメル」:
PTP100錠(10錠×10) バラ100錠 |
1. |
医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議 公知申請への該当性に係る報告書:オランザピン 抗悪性腫瘍剤投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)
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2. |
厚生労働省医薬食品局:医薬品・医療機器等安全性情報,No.258(2009)
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3. |
厚生労働省:重篤副作用疾患別対応マニュアル 薬剤性過敏症症候群
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4. |
Stone, M., et al.:BMJ, 339, b2880(2009)
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5. |
共和薬品工業株式会社 社内資料:生物学的同等性試験
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6. |
共和薬品工業株式会社 社内資料:生物学的同等性試験(溶出挙動比較)
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7. |
酒井 隆ほか:こころの治療薬ハンドブック 第10版,116(2015)
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8. |
共和薬品工業株式会社 社内資料:安定性試験
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**主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい。
共和薬品工業株式会社 学術情報課
〒530-0005 大阪市北区中之島3-2-4
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FAX 06-6121-2858
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**製造販売元
共和薬品工業株式会社
大阪市北区中之島3-2-4
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